世界最大級のデータセンターやネットワーク設備を持ち、その上で圧倒的な技術力でサービスを展開する Google が使っているインフラストラクチャやサービスを従量課金で自在に利用できるクラウドサービス、それが Google Cloud Platform（GCP）です。

価格と性能を高いレベルで両立

他の大手クラウド事業者と比べて単純に価格性能比でサーバー料金が安いというだけではなく、前払い不要で継続利用期間に応じて料金が割引かれる等、とてもユーザに優しいシンプルな課金体系となっています。また、驚異的なインスタンス起動速度の速さや独自開発の高速なネットワークといった高品質なインフラストラクチャを自由に利用することができます。

圧倒的な利便性と性能を誇るキラーサービス

突発アクセスにもウォームアップ不要で対応できるハイパースケールなロードバランサー、非常に安価なストレージを持ちながら超分散処理によってペタバイト級のデータを解析可能なフルマネージメントデータウェアハウス、世界最高峰のレベルを誇る Google の人工知能を支える機械学習サービス等、他のクラウド事業者には真似できないような圧倒的な性能を誇るサービスが従量課金で簡単に利用することができます。

３大クラウドとして並んで語られることが多い、Google Cloud Platform とAWS、Azureを比較して Google Cloud Platform はどうなのか、何が優れているのか、AWS、AzureのパートナーでもあるJIG-SAWならではの目線で解説いたします。

AWSとの違い

仮想サーバーが価格性能比で安いのみならず、前払い不要で継続利用割引が受けられる良心的な価格設定であるため、多くの場合で Google Cloud Platform の方が利用料金を安く抑えることができます。また、インスタンスの起動が早く、ロードバランサーの性能が優れているため、機会損失を減らすことができます。サービス数ではAWSに及ばない部分はありますが、一般的に使うようなサービスは Google Cloud Platform にも揃っており、データ分析や機械学習のような圧倒的な優位性を持つサービスが存在します。

Azureとの違い

AWS以上に価格性能比で安くなるため、利用料金を安く抑えることができます。また、機会損失を減らすことができる点、サービス数では及ばない部分があるものの、圧倒的な優位性を持つサービスが存在する点も同様です。Windows Serverとの親和性ではやはりAzureに強みはありますが、 Google Cloud Platform でもWindows Serverを利用することはでき、性能や価格、周辺サービスも含めて考えると一概にAzure優位とはなりません。

基本的にはLinuxやWindows Serverで動くほとんどのシステムが Google Cloud Platform に載せることができますが、中でも特に Google Cloud Platform で構築するメリットが高いシステムをいくつかご紹介します。ここで挙げる以外のシステムについても十分にメリットはありますので、是非お気軽にご相談ください。

Webサービス、ゲーム

ロードバランサーの性能が高く、インスタンスの起動が早いため、オートスケールによって機会損失が極めて少なくできるのはもちろんのこと、インスタンスの課金単位が分単位であるため需要に合わせた増減によるコストメリットも非常に出しやすいです。また、大規模な利用に耐えうるNoSQLサービス等も充実しているため、大規模なサービスを構築するのにも適しています。

IoT、データ分析、機械学習

ストレージが非常に安価で超分散による高速な分析が従量課金で利用できる Google BigQueryはデータウェアハウス業界において圧倒的な優位性を誇っています。また、世界最高峰の Google の人工知能を支える Google Cloud Machine Learning Platform のサービスや、IoTのようなストリームデータを効率的に処理するサービスなど、ビッグデータの分析や機械学習を行うための強力なサービスが揃っているのは Google Cloud Platform だけです。