クラウド利用料を削減する方法について

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クラウド利用料を削減する方法について

様々なサービスがすぐ使えて、使った分だけが請求されるとても便利なクラウドサービス。
利用料は、工夫次第で抑える事が可能です。ここでは見落としがちな利用料を抑える方法について

ご紹介します。

 

GCP(Google Cloud Platform)に限らず様々なクラウドサービスがあります。

始めてクラウドサービスを利用したユーザーからは色々な声を聞きます。

その中で、" クラウド利用料が想定より高かった " というような利用料についてコメントを頂く事が多いのでここでは以下の2点について紹介します。

 

・利用料が想定より高くなるいくつかの要因について
・クラウド利用料の削減方法について

利用料が想定外に高くなるいくつかの要因について

利用料が想定より高かったという声を聞くのは主に初めてクラウドサービスを利用するユーザーに多い傾向があります。
その中の多くは費用の仕組みについてオンプレミスとクラウドサービスでは大きく異なる事に起因します。
様々な要因がありますが、主な2つの要因について説明します。

・インターネットの転送量が従量課金

    各社のクラウドサービスにより変わりますが、基本的にはクラウドからインターネットへの通信については、通信量に応じて課
    金がされます。
   (クラウドサービスにより一定の通信量までは無料であったり、そもそも費用が発生しないといったサービスも中にはあります
 が、GCPやAWS等のクラウドサービスでは、通信量は課金対象です。)

 この項目で思わぬ費用が発生している場合があります。

 ※Google Cloud Platform Pricing CalculatorのNETWORKINGの項目で利用料が算出出来ますので事前に現在の通信量をベースに
     計算しておくとよいでしょう。

     オンプレミスの場合は、データセンター事業者のユーザーとの境界に置かれているスイッチ・ルータ側でインターフェイスの
     スループットがわかる場合もあるので移行を検討されている場合はその実測値を1つの指標として計算に使うとよいでしょう。

・リソースは使った分だけの従量課金

 良い意味でクラウドサービスはサーバーリソースをユーザー側で用意する必要がなく、使いたいと思った時に使いたいと思った
 分だけ使えます。

 その為、ちょっと検証したいやテストなどで新たにリソースを用意して行ったり、たくさんのデータをとりあえずストレージに
 貯め続けたりとオンプレミスでは出来なかったことが容易に出来ます。しかしながらそれら一つ一つに利用料が発生する為、計
 画的に利用する必要があります。

 オンプレミスでは環境のキャパシティが決まっているのでそれが限界値となり、例えばストレージの容量も既に用意された容量
 が最大の為、こまめにデータを削除して空き容量を増やすといった行為をしていたと思いますがそのような事をしなくても利用
 出来てしまうので注意が必要です。

クラウド利用料の削減方法について

ここでは利用料の削減方法(工夫)について紹介します。

1.プリエンプティブインスタンスの利用

GCE(Google Compute Engine)ですが、通常のインスタンスより低価格で利用できる制約付きのインスタンスです。
n1-standard-4のタイプで通常のインスタンスとプリエンプティブインスタンスの費用を比較すると概ね70%安くなります。

※Google Cloud Platform Pricing Calculatorでインスタンスの利用料を計算する際に "VM Class = Preemptible" にすると利用料が
    算出出来ます。

ただし、利用においては以下の制約があります。

・強制終了される可能性がある
・SLA対象外
・24時間実行後には必ず終了
・常に利用できるかはわからない
・自動再起動の設定は出来ない(ライブマイグレーション、メンテナンスイベント時)

その為、利用料が安いという反面、全ての場面で利用できるわけではないのでこの制約があっても使える場面があるといったケースにおいて、プリエンプティブインスタンスを利用する事で利用料を大幅に削減する事が出来ます。

2.Committed Use Discountsの利用

GCPには、標準で適用されるSustained Use Discount(1ヵ月の使用量に応じて割引された利用料が適用される仕組み)の他にCommitted Use Discountsがあります。
これは、事前に1年 or 3年の長期間にわたって利用することを条件に割引が適用される仕組みです。
AWSを既にご利用のユーザーにわかりやすく説明するとリザーブドインスタンス相当のサービスです。

ただし、GCPの場合は、いずれかのインスタンスタイプを長期的に使用するのではなく、CPUとMemoryを長期的に使用する、つまり選択したインスタンスタイプを長期に使う必要はなく、契約したCPUとMemory分に対してディスカウントが適用される仕組みになっています。

※Google Cloud Platform Pricing Calculatorでインスタンスの利用料を計算する際に "Committed usage = 1 or 3年" にすると利用
    料が算出出来ます。

3.適切なストレージクラスの使用及びライフサイクルの利用

GCS(Google Cloud Storage)に様々なデータを格納していると思います。
その中で通常は使うことがないログ、ファイルなどのデータを何かあった際に参照出来るように保存しておかなければならないケースがあると思います。

GCSには4つのタイプがあり、その中で頻繁にアクセスされないデータについては、GBあたりの利用料が安いColdlineもしくはNearlineを利用することで利用料が削減できます。
ライフサイクルの機能を使うことで例えば、XX日以上経過したデータについては自動的に移すなどが可能なため、設計時にきちんとデータ管理方法について考慮する事で無駄な費用を抑えることが出来ます。

また、そもそも貯めておけばいいようなログについてはあらかじめColdlineもしくはNearlineを使うことを考慮した方が良いです。
ColdlineもしくはNearlineについては、利用料は安いですがデータを取り出す事について費用が発生するので、その点に注意が必要です。

4.オートスケール機能の利用

GCEのオートスケーリング機能を利用することで予め設定したポリシー(ルール)により自動的にスケーリングを行うことができます。
GCEの課金は、秒単位で行われるためインスタンスへの負荷が高い時間以外は、オートスケーリング機能を使用しインスタンスを実行停止しておくことでコストを大幅に抑えることができます。

また、常時負荷があまり変わらないようなサービス・サイトの場合は、使いにくいと思いますのでまずは使用しているサービス・サイトにおいて通常の負荷と高負荷時に差がある事を確認してポリシーはいくつか用意されているのでその内容も併せて確認するとよいでしょう。

5.適切なスペックの利用

適切なスペックの利用においては、2つあります。

・カスタムマシンタイプの利用

 GCEではカスタムマシンタイプというユーザー自身が使用するCPU数、Memoryの容量を決めることが可能なタイプがあります。
 要件によっては事前に定義されたインスタンスタイプではオーバースペックになってしまう可能性があります。
 その際にカスタムマシンタイプを利用する事で適切な利用料で使用する事が可能です。

 ※Google Cloud Platform Pricing Calculatorでは、カスタムマシンタイプの利用料を計算する際にもし事前に定義されたマシン
     タイプを利用する方が安い場合にはその旨が表示されます。

・適切なサイジングの実施について

 オンプレミスのサーバーのサイジングはMAX + αの使用量や負荷の予測で設計されている事が多いと思います。
 特に一時的に負荷が通常時の数倍にスパイクするようなサービスの場合にはそのスパイク時の負荷に合わせたサイジングがされ
 ていると思います。

 クラウドでは増やしたい時にリソースを増やすことが可能なため、オンプレミスのような使い方ではなく通常時の負荷を基準に
 サイジングし、負荷が一時的に増える時にはオートスケールの設定や数日前にリソースを増やして、負荷が通常時に戻ったら増
 やしたリソースを元に戻す等の方法をとる事で余計な費用を発生させないようにする事が出来ます。

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